うたかたの

よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

好きの効果と効能と

 

佐久間さんの腹筋になりたい。

 

間違えた。煩悩丸出しの一文になってしまった。正しくはこうだ。

佐久間さんのような腹筋にわたしはなりたい。

言葉が少し足りないだけで変態みを帯びてしまうのだから日本語って難しい。そう、わたしは別に佐久間さんの腹筋になりたいわけじゃない。(どうしてもと言うのなら検討の余地はあるが、それはまた別の話。)

昔からバキバキの腹筋に強い憧れがある。憧れているだけで、それが憧れの域を出たことはこれまでないけれど。どんな理由であれ、同性異性問わず自らを律して筋肉を鍛え上げている様には惚れてしまう。単純に努力を重ねるその過程がかっこいいし、得られる対価(=筋肉)もまた美しい。

なんでこんな話をしてるかって?いやもう今さらの話で大変申し訳ないのだけれど、そんな申し訳なさを上回ってしまう程に言いいことがあるからだ。言いたくて言いたくて震える。もう自分の中だけでは処理できない。限界だ。だからごめんだけど、この場を借りて言わせていただく。

 

まずはこちらをご覧いただきたい。

www.youtube.com

 

どうだろう?…黒佐久間(敬称略)の見え隠れする腹筋えぐくない??

 

筋肉と言えば岩本さん。そんなこと、わたしだってもちろん知っている。知ってはいるけど、ただ今回は岩本さんにはごめんなさいだ。あなたの筋肉は素晴らしいし、筋肉へのストイックな向き合い方もまた右に出るものはいないだろう。しかし、である。これはだってもうMVが悪い。というか黒佐久間の衣装がいただけない。視界から入る情報ってやはり強い。影響力半端ない。わたしはそれに屈してしまっただけ。「筋肉=岩本さん」の公式は決して揺らがないんだけれど、それ以上に今MVにおけるさっくんの腹筋の圧がやばい。なんだアレ。ちょっと色々な規制に引っかかってないのがむしろおかしくない?

だってだって、かわいいピンク頭にきゅるきゅるおめめがチャームポイント、無邪気と元気を両手いっぱい携えてリアルに「にゃは♡」とか笑っちゃうメンカラピンクのその人に、その腹筋はいただけない!なんだ佐久間その腹筋は!そこに立て!まったくもってけしからん!と、つい大きな声が出てしまうのだって不可抗力だ。許してくれ。チラリズムとやらも手伝って(全然チラリなんかじゃないけど)その効果は無限大。腹筋一つでなんてざまだ。完全敗北。もう立ち上がれない。ギャップが時に凶器にもなり得ることを今回わたしは身をもって知ったのだった。

話が大分それた。黒佐久間の腹筋えぐいっていうのは事実だし、すっごく言いたいことではあったからスッキリしたのはよかったんだけど、違う違うそうじゃない。

わたしにとって好きの効果は絶大だ。まず世界に色がつく。それまでの世界がモノクロだとしたら、好きのフィルターで世界は途端にカラフルになる。そしてモチベーションが高まる。日常生活がしんどくても、それを乗り越える力が湧く。すのちゅーぶの水曜は楽しみすぎて笑顔を形状記憶で1日を過ごせるから、ちょっとくらいの嫌なことなんてへっちゃらだし。ラジオで声が聴ける日なんか、かわいいの大渋滞にある意味疲れることもあるけれど。好きなものが存在する世界って素晴らしいな。それだけで生きる理由の一つになるし、日々を生きる糧にだってなってしまうのだから。

そして今、どうやらさっくんのバキバキの腹筋にも効能があることが明らかになってきた。わたしも佐久間さんみたいな腹筋になりたい。割と本気でそう思ったわたしは現在夜な夜な筋トレに励んでいる。とは言っても、さすがに初心者がさっくんを目標にするなんて、お気楽ハイカーがエベレスト登頂を目指すようなもの。土台無理なのは百も承知。推しは推し、わたしはわたしだ。そこはあくまでわたしの身の丈にあったレベルで、長期的視野に立って努力を続けていく所存である。

それにしてもだ。過去の自分を振り返ると、縁もゆかりもない筋トレに励んでるとか、推しの腹筋、いや存在って偉大だ。視界からわたしを満たすだけでは飽き足らず、行動にまで影響を及ぼしてしまうのだから。今まで見向きもされなかったわたしのあるかなきかの筋肉だって忘れ去られた存在意義を思い出せる上に本来の力を発揮できる機会を得たと多分だけど大喜びだ。スノ担になってほんとよかった。

好きなものがあると世界が変わる。今のわたしは前とは違う世界にいる。目の前にはカラフルで楽しいことが溢れている。たとえこれが一過性のものであったとしても構わない。今のわたしは満足していて、ここにいられることがとても嬉しいのだから。そんな世界へわたしを連れてきてくれたSnow Manの皆さんには心から感謝している。ほんとにほんとにありがとうございます。

特に今回は目の毒をたっぷりお届けしてくれたピンク頭のあの人へ特大の感謝を!ありがとう、さっくん!!