うたかたの

よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

2023-07-01から1日間の記事一覧

世界は妄想にあふれてた

春が溶けた。 口に含んだ瞬間に甘さだけ残して消える綿菓子みたいに、音もたてずにあっけなく、今年の春は溶けて消えた。戸惑うわたしを置きざりに、いつの間にか季節は夏へと変わっていた。 …2023年わたしの春は一体どこへ消えたのか? ここに書き記す…