注意)以下、個人的な偏見が続きます。予めご了承の上で読み進めてくださいますよう、お願い申し上げます。
ジャニーズ、それはわたしにとって全く未知の領域だった。
歌って踊れて面白いを兼ね備え、カッコいいからカワイイに加えイロモノまで各種取り揃えたキラキラ集団。それがジャニーズに対するわたしの印象だ。
アイドルと言えばジャニーズ、長く続いたそんな時代。歌番組からドラマ・CM・バラエティに至るまで、テレビで彼らを見ない日なんてなかった。それくらい、あらゆるところにジャニーズはいた。
繰り返し目にする機会があればあるほど、対象への好感度や印象が高まり親しみが増すらしい。単純接触効果とかいうこの効果はもちろんわたしにも覿面で、単純にジャニーズには好感を持っていた。ただそれが「溢れんばかりの好き」にまでたどり着くことはなく、いわゆるジャニオタと呼ばれるジャニーズファンがわたしの周りにいなかったこともあり、その世界に触れる機会もないまま、ここまできた。
そんなわたしの前に、突如現れたジャニーズへの入り口。
正直に言う。当初わたしにはこの先へ進む気など微塵もなかった。
ステレオタイプな考え方で大変申し訳ないのだけれど、ジャニーズを取り巻くファン、いわゆるジャニオタに対して、誠に勝手ながらネガティブな感情が強くあったのだ。
別に何をされたわけでもない。ただ怖そう、それだけ。自分とはあまりに世界が違いすぎるというのも理由の一つだったのかもしれないし、たまたま拾い上げてきた数少ない情報で稚拙に判断していただけなのかもしれない。とりあえず、ジャニーズ界隈は怖い。そんなイメージが先行していた。だから、ジャニーズを深く知ること、その先へ進むことに戸惑いがあった。
しかしながら、興味がそれを上回った。それはもう、いとも簡単に。正直なところ、躊躇なんて一瞬だった。時は金なり。好きでいられる時間が限られているからこそ、好きでいられる内は存分に好きを満喫したい。そのためにはまず彼らを知る必要がある。何事も情報収集が大事。まずはそこから始めねば。迷っている暇など、わたしにはない。
こうして、わたしは不安を抱えながらジャニーズの世界へと足を踏み入れたのだった。